内部リンク戦略:話題ごとに1つの目的地を決める
内部リンク戦略は2つの判断です。各ページの目的地と、リンクを運ぶ言葉。4列の監査シートと孤立ページを探すコマンド付き。

内部リンク戦略とは、2つの判断を繰り返すことです。新しいページがどこを指すか、そのリンクをどの言葉で運ぶか。Googleが辿れるのは href を持つ <a> 要素だけで、表示テキストからリンク先を理解します。深さのルールやリンク数の調整は、その上に乗るもので、効果ははるかに小さいです。
リンク要素だけで仕組みは決まります
Googleのクロール可能なリンクに関する文書(2025-12-10更新、2026-08-23確認)は明確です。Googleがクロールできるのは、原則として href 属性を持つ <a> 要素だけであり、他の形式のほとんどのリンクは解析も抽出もされません。
この一文で、現代のナビゲーションの多くが失格になります。クリックハンドラを持つ <span>、href のないルーターディレクティブ、行き先が onclick にしかない <a> は、人には動いてもクロールにはリンクではありません。そうして作られたメニューは、どこにも信号を渡しません。
JavaScriptの実行後にしか動かないリンクは、ナビゲーション機能です。hrefを持つリンクは、サイト内の経路です。
内部リンク戦略は、ハブとスポークであって無作為な相互リンクではありません
話題ごとに、順位を狙う1つのページを目的地に決めます。同じ話題の他のページは、話題名を含むアンカーテキストでそこを指します。目的地は、最も詳しい1〜2ページへ下向きにリンクします。相互リンクより信号が集中します。
- ページの種類ではなく、読者が持ってくる質問を話題として並べます。
- 各話題に目的地を1つ決めます。2ページが同じ話題を主張しているなら、リンクより先に統合します。
- 話題の新しいページは、本文の中で、そのままでも成立する文に目的地へのリンクを1つ入れます。
- 目的地から、強いスポーク1〜2件へリンクし、上から来た読者が詳細へ降りられるようにします。
- アンカーテキストだけを読んで意味が通るか確認します。これは後述するGoogle自身のテストです。
手順5には文書化された合格条件があります。Googleは、アンカーテキストだけを文脈から切り離して読み、それだけで具体的に意味が通るか試すよう勧めています。何のページか分からなければ、説明が足りません。「ここをクリック」「続きを読む」「サイト」という語へのリンクは失敗例として名指しされています。
成果物:4列の監査シート
公開するページごとに1行です。別プロジェクトにせず、書くときに埋めます。そうすれば監査が溜まりません。
| 列 | 内容 | 失敗 |
|---|---|---|
| ページ | いま書いたURL | — |
| リンク先 | 話題の唯一の目的地 | 空、または2つ以上 |
| アンカー | 実際の表示テキスト | 汎用的、または全ページで同じ |
| 被リンク元 | ここを指すようになったページ | 1か月後も空 |
4列目が孤立ページを見つけます。「被リンク元」が空のページは、サイトマップからしか辿れません。サイトマップは存在を知らせても、重要だと伝えません。古いページに一文足せば直ります。
# サイトマップにあるのに、自サイトのHTMLからリンクされていないページ。
# 単純だが、最初の10件の孤立ページを見つけるには十分。
curl -s https://example.com/sitemap.xml \
| grep -o '<loc>[^<]*' | sed 's/<loc>//' > /tmp/all-urls.txt
while read -r u; do
curl -s "$u" | grep -o 'href="[^"]*"' | sed 's/href="//; s/"$//'
done < /tmp/all-urls.txt | sort -u > /tmp/linked.txt
comm -23 <(sort -u /tmp/all-urls.txt) /tmp/linked.txt
リンクは何本から多すぎるのか
Googleは本数を公表しておらず、私たちも出しません。代わりに、大規模サイトが実際に出している数を示します。2026-08-23に取得した読み取り可能なトップページ27件では、リンクは5,104本、中央値は1ページ165本、その81%が内部リンクでした。これは現状の記述で、目標ではありません。トップページは最も密度が高く、記事に165本あれば読めません。
有用な制約は別にあります。リンクを足すたびに、次のクリックを争います。読者が実際に辿る3本は、無視される30本より価値があります。すべてのリンクがフッターにあるページは、どれも本文の一部ではないとGoogleに伝えています。
壊れるところ
4つの型があり、最後のものは「作業」に見えるぶん長く残ります。
- JavaScriptの実行後にしか存在せず、
hrefの代替もないリンク。 altが空の画像リンク。Googleはaltをアンカーテキストとして使います。- 記事ごとに同じアンカー語が別のページを指している。同じ問いへの答えが2ページあると伝えます。
- 本文のリンクではなく「関連記事」ブロックを足す。毎ページ同じ3本で、内容の下にあります。
セクションへの深いリンクには、目的地にアンカーが必要です。ほとんどのページにはありません。私たちのパネルでも、967個の見出しのうち id を持つのは69個だけでした。#section へのリンクを書く前に、対象が存在するか確認してください。
これで直らないこと
内部リンクはサイト内の注意を動かしますが、注意そのものは作りません。外部リンクも順位もないサイトは、構造が整って同じアクセス数で終わります。目的地のページ自体に競争力がないなら、先にページを直してください。診断の経路はここから始まります。
1本のリンクの価値は測れません。Googleの外にいる誰にも分からず、効果は他の変化と切り離せず、私たちも単独の実験をしていません。この構造は、無駄な動きが最も少ない版として扱ってください。測定された利益ではありません。
よく作られた会社概要ページは、この網の良い目的地になります。正体に関する問いに答え、製品ページからリンクを受け取れます。方法は会社概要の書き方にあります。
よくある質問
1ページに内部リンクは何本必要ですか
公表された本数はありません。読者を制約にしてください。実際にクリックしそうなリンクを、文がそもそも必要としていた位置に置きます。参考として、測定したトップページ27件の中央値は165本で、これは極端な例であって手本ではありません。
アンカーテキストは本当に重要ですか
Googleの文書は、アンカーが利用者とGoogleにリンク先の内容を伝えると説明し、アンカーだけを読んで確認する方法を勧めています。費用はゼロで、ほとんどの悪いアンカーを見つけられます。
内部リンクにnofollowを使うべきですか
クロール制御については、Googleは別の手段を示します。サイト内リンクには rel 属性ではなく、robots.txtの disallow を挙げています。内部にnofollowを貼るのは、robots.txtで足りる問題への回り道です。
フッターのリンクは数えますか
正しい <a> 要素ならクロールできます。本文のリンクと同じ重みかはGoogleが明言しておらず、私たちも測っていません。そのため本文のリンクを丁寧に書き、公開前にコンテンツ制作ワークスペースで全体を確認します。
収録: QueryWinガイド · レベル2


